1month honey
そこのカラオケ店は
トイレに行く廊下の途中に
ソファーが置いてある。
そこに座り携帯を見つめる
金髪男の姿が目に入った。
駆け足で近づいた私に
リュウジは気づきもしない。
真剣に携帯を見つめ続ける。
彼女のこと…かな。
不安で苦しくて
泣きそうになった。
「何、してるの?」
意を決して声をかけると
リュウジはすこし驚いた表情をして
いつものニヤニヤ笑顔を浮かべた。
そして無言で
携帯の画面を
私の方に向けた。