コレクション


照城はカツが言っている事が凄くよく判った。


目の前からカツやミウが居なくなるのはまだ経験したことのない世界だからだ。


2人が居なくなった世界には一体何が見えるんだろう…。


カツは2本目の煙草を吸い始めた。


照城「あっそういえばさ、ミウはいつ帰って来るんだ?」


カツ「明後日だったと思う。地元に一端戻るみたいな事を言ってたから。」


照城「そっか…。あっ…カツは戻らなかったのか?地元に。」


カツ「あぁ。地元帰ってもテルやミウ居ないし、暇だと思ったからこっちに直接帰ってくることにしたよ。」


照城「そっか。」


カツ「ミウはおばあちゃん子だろ?だから帰っときたいんだってよ。」


帰る理由があるってどんなに素晴らしい事だろう…。


そんな風に思う2人だった。


就職活動をしているとは言っても学生は学生だ。


学生時代はガンガン楽しむ行くべきだ。


照城とカツはそれについては全く問題がないようだ。


ソフトを変えて再びゲームで遊び始める…。


学生達の夜はまだまだ終わらない…。
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