雪がとけたら
……………
今思えば、あの時僕はもっと強く在るべきだった。
妬きもちも自信のなさも、もっとちゃんと認めるべきだった。
僕はあまりにもガキ過ぎて、
自分を守ることで精一杯で、
あいつの気持ちなんて、何一つわかってやれなかったんだ。
あの時、僕がもう少し強くて、
もう少し大人だったなら、
僕等はもう少しだけ、幸せを共有できたのかもしれない。
…限られた僕等の時間を、
一秒でも長くいられたのかもしれない。
……………