LOVE★work
▼自信
保健室のベッドの中でずっと考えた。
恭介の隣りにあたしが立って釣り合うのか。
あたしは歌う事しか取り柄のない、ダメダメな女の子。
でも恭介の周りに集まる人達は、みんな大人っぽくて美人で、
あたしなんかより頭もよくて……。
敵いっこないよっ…。
恭介といた時間はあたしが長い。
でも、時間の問題じゃない…。
恭介の隣りに立つには自信がいるんだ。
何を言われても揺るがなくて、恭介に似合う。
そんな女の子がいいんだ…。
じゃあ……あたしは?
あたしは何のために今まで頑張ったの?