LOVE★work
「琉莉…ごは…」
――《ガチャーンッ》
「な、何っ!?」
「お隣りの恭君家からね?
何かあったのかしら…」
ママの言葉を遮った音。
恭介ん家からだ…。
ママの言う通り、何かあったの…?
ここまで響いて来るんだもん。
何かあったはず。
「琉莉、隣りに行ってきなさいよ」
「え~!!
何であたしがっ…」
「恭君に何かあったとしたらどうするのよ!!」
「わ、わかったよ……」
ママに脅されて、恭介ん家に向かった。
って行っても隣りだけど…。
マンションの同じ階だし…。