LOVE★work
同じ空間にキャメロンがいる。
でもその事さえ感じさせない無。
俺とカメラしかいないような空間。
「はいOK!!
恭介は休憩して。
次、キャメロン入って」
「キャメロンさん入りまーす」
一旦落ち着ける。
「お疲れ、恭介君」
「社長…まだまだです。
それにまだ撮影ありますから」
「そうだね。
あ、水飲む?」
「ありがとうございます…」
俺ってまだまだだなぁって思う。
目の前で撮影しているキャメロンの姿を見ると、俺がちっぽけに見える。
「凄い……」
無意識にそんな声も出る。