LOVE★work
観客席にいる彼と目が合う。
恭介……。
あっちもあたしと目を合わせてる。
――恭介から目が離せなくなる。
「………っ!!」
ニッコリと笑ってくれた。
口ぱくで何かを伝える彼。
“凄くいい歌”
恭介……。
あたし恭介の為に歌ってるんだよ?
だって恭介があたしを見てくれてるんだよ?
やっぱり、
こんな気持ちにさせるのは、恭介だけ。
溢れ出すのは“好き”という気持ち……
恭介が大好き……。