片思い？両思い？

「そんなときは･･･ちゃんと言って？俺、その不安取り除く自信あるから」

「日向先輩･･･」

「だから、もう早苗のところに戻れとか言うなよ･･･すげぇへこむ」

「ご･･ごめん･･なさい」

「まぁ、今回は俺も悪かったから･･･不安にさせてごめんな」

私は先輩に抱きつく。

そっと優しく抱きしめ返してくれる日向先輩の腕が、嬉しかった。


「俺たちは始まったばかりだから、これからも色々あるけど、茜が別れようって言わない限り、俺から別れることはないから･･･」

「私も･･･日向先輩が別れようって言わない限り、別れないもん」

「ははっ･･･じゃあ別れねぇな･･･」

「･･･うん」

抱きしめた腕に力を込める。




片思いから始まった私の恋。

両思いになったら片思いの時にはない喜びやドキドキがあるけど、

不安も倍になってる。


だけど･･･日向先輩の笑顔に私の悩みなんてどこかに飛んでいってしまうの。

お日様みたいな日向先輩の笑顔。


これからも大好きです！












～完～