片思い?両思い?


「隆平君にもお願いしたんですけど、日向先輩、茜と友達になってくれませんかね?」

はああああああ?

「ちょ、ちょっと理沙・・・何言って」

私は理沙の体を軽く揺さぶる。

「ほら、この子、男の人に免疫ないから彼氏も出来なくて・・・困っちゃうんですよね」

だ~か~ら~、何言ってるの~。

「も、もうやめて・・・」

凄く困る~。

やだ~。

「いいよ」

へ?

いいよ?

いいよって言った??

「ケー番とアドレス教えて?」

は!?

携帯番号に・・・アドレス??

「ほらっ」

と理沙が促す。

私は泣きそうになりながら、ポケットから携帯を取り出す。

「俺も交換して~」

隆平さんも聞いてくれたから・・助かった。

「隆平君、茜と浮気はダメよ~?」

「しませーん。俺は理沙ちゃん一筋~」

「「ふふふ」」

あの・・・いちゃいちゃは違うところでやって欲しい。

「よし。じゃあ何かあったら連絡してね」

交換が終わった日向先輩がニコッと笑う。

うわぁ。笑顔が笑顔がまぶしいわ!

「は。はひ・・・よろひくお願いちましゅ」

・・・もう、やだ。

「「「ププッ」」」

・・理沙が3人になった・・・。

「茜緊張しすぎ・・・・」

だって~・・・だってぇ。



< 7 / 260 >

この作品のキーワード

この作品をシェア

pagetop