サッカー部と恋してマス

「だめ！！！！」
「いきなり何！？」
「今、浩司あきらめようとしたでしょ！！」
　ばれた…彩は翔先輩と付き合っているから浩司先輩と仲いいし…呼び捨てだってしてるし…彩が羨ましい。
「ちょっとネ…」
「大丈夫だよ！二人は結ばれるから安心しな！！」
「何で！？」
「うーん…」
　無いんだ…ならあんな事言わないでよ…
「とにかく大丈夫！！」
「そっか！！ぢゃ頑張る！！」
「おうよ！！」
　よし「お疲れ様でした」って言おうかな？　変かな？　どうしよう…私が考えていると練習は終わり、片付けが始まっていた。浩司先輩が歩いてくる！　チャンス！！でも…やっぱり私は何も言えず、先輩は私の横を通っていった。やっぱり先輩の目にはうつっていなかった。うしろを向いたら、翔先輩と彩と浩司先輩が楽しそうに喋っていた。三人の笑い声はグラウンド中に響き渡っていた。私は見てると辛くなって、外のトイレに走っていった。