青空の紙ヒコーキ
「先に陽引いていいよ。
あたし余ったのでいいし。」

「うん。じゃ、こっちで。」

「戸田、もう出発時間だが…揃ったか?」

「はーいっ♪
今乗ります!!」

「はる、どこの席になった!?
俺は一番後ろ!!」

「うーんっと…
あーあたしも一番後ろだ…
まさか安藤隣じゃないよね?」

「んだよ…んな嫌そうな顔すんなって。
多分隣じゃん。
通路のとこの座席挟んで隣。」

「なら安心。陽は?」

「後ろから2列目の通路側だよ。
はるのほうの列かな。」


3人で言い合いながらあたしたちは後ろの方の席を目指した。





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