青空の紙ヒコーキ
そう言って優しく笑って手招きしたはる。

そんなはるを素直に可愛いと…そう思った。



はるのペースに巻き込まれていくことが

なんだかとても楽しいと…そう思った。





はるは、他の女の子とは全然違う。

真っすぐな目をした女の子。

俺の外側だけを見つめているんじゃない。

俺の内側にすっと入ってくる。



一目惚れと言えばそうなのかもしれない。

だけど…

それとは少し、違うような気もする。



でも一つだけ確かな気持ちがある。



空が好きだと言った君を…


俺も好きだと、そう思ったんだ。


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