青空の紙ヒコーキ

彼女はあたし?

* * *


「はるっ!!どういうことよっ!!」

「え?」


まだ朝だって言うのに、みんなすごい剣幕…


「昨日はると陽くんがめちゃめちゃラブラブ~な雰囲気で歩いてたのを目撃した人が多数なんだけど?」

「それにさー陽くんあたしに言ったじゃん?
『俺の彼女』って!!
いつの間にはる、彼女になったの!?」

「ひっ…!!」


あたしの周りはあたしのクラスの女子だけではなく、先輩、後輩までいた。
この光景にはちょっとびっくり…


「ねぇ!?いつからなのっ!?」

「っていうかはる、その気ないって言ってたじゃん。」

「えっと…。」

「昨日から…だよ?」

「「「「陽くんっ!!」」」」

「陽っ!!」

「はる、おはよ。」

「おはようっ!!」


うっ…
なんだか目が合わせられない。

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