出世魚
売場の確認をする彼を目で追う。

・・・ダメだ。


・・・好きだ。


いつしか会社に行く理由は彼に逢うためになっていた。


一晩中考えた答えは・・・


久江忠が好きということ。

・・・それは答えじゃありません。


知ってます、そんなの。
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