ボクがキミのおとうさん。

キミとボクのカタチ

その後はずっと平和な日々が続いた。


でも、キミを育てるという事は楽ではなかったよ。


毎日キミのそばには不安と心配がつきまとった。


キミがハイハイをして進めば


「危ない物はないだろうか。心配だ……」


キミも大きく成長し、保育園に入れば


「由はヤンチャだから、友達に怪我させたりしないかな。不安だ……」


ボクは心配性だから尚のことだね。


そして、一番の心配事。


「由が本当の事を知った時、ボクの事をお父さんと呼んでくれるだろうか」


それが一番怖かった。


キミが物心付く前から話をするべきなんだろうか。それとも大きくなって、理解が出来る様になってから話すべきなのか。


それだけは毎日の様に悩んだよ。


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