指から滴る雫のあとは、君の涙
鈴音side




胡桃が逃げるように学校に向かっていった背中を追いかけて学校についた。




逃げ足は速いな…。




もう胡桃の背中はなく俺は捕まえることができなかった。




「胡桃…可愛いな」

「だよなー




えっ胡桃どこいんの?




声のする方を辿ると胡桃が見え隠れする。




「何すんのって…鈴音」




人を押しのけていたら海斗に会った。









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