運命の恋~先生を抱きしめたい~
真理子はいつの間にか
ここのマネージャーのように
練習に参加していた。



不自由な足をひきずって
ドリンクやタオルを持って
笑顔で働いた。


いつしかマスコットガールになって


「まりっぺ」とみんなから
呼ばれるようになった。




「まりっぺさ~サトレンの時の拍手が
大きくないか?」


わかりやすい
真理子の行動をみんながからかっても


「だってすごくうれしいから。
私の変わりに先生が走ってるから。」


素直に言葉にした。


 学校でも素直になればいいのに


学校では
相変わらず真理子だった・・・・。



練習が終わると
体育館に
真理子の両親が迎えにきて
帰っていく。



「いまどき、めずらしいくらい
仲良し家族だよな~」

ユータが言った。


「真理子の笑顔を少しでも
たくさん見ておきたいんです。
お願いします。」

両親が真理子がチームに合流することを
どうか許してほしいと
みんなの前で言った。







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