運命の恋~先生を抱きしめたい~
季節が写り変わっても


俺の心は晴れなかった・・・・・。


大事なものを
なくしてしまった空虚感が
俺を変えて行く・・・・・。


恨み
憎しみは
この世をウザイと反抗する奴らに
向けられた・・・・・。


事故を起こした奴が
死んだと聞いて
殺人者にならなかったと思った。


生きていたら
絶対に殺しに行く

そう決意していた・・・・・。



真理子の好きだった俺は
あの日真理子とともに
死んだ・・・・・・。


もう二度とあんなに
幸せに笑うことはないだろう・・・・。



真理子が最後に書いた走り書きは


もしかしたらこんなことになるって
そんな気がしていたのだろうか


俺はその紙を
キレイな箱に入れた。


真理子をしまっておくために・・・・・。
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