運命の恋~先生を抱きしめたい~
スーツ姿の男が
瞬間移動のように黒板の前で
背中を向けて


何かを書きだした。


 担任か・・・・・


私はその様子を頬杖をついて
見ていた。



『佐藤 錬』

教科書の国語の字のように
キレイな字を書いた。


そしてこっちを振り向いた。



 !?


私は この顔をどこかで見たと思った。



脳の中が活発に動きだす


 どこかで・・・・


アンテナがその答えをたぐりよせた。
< 94 / 427 >

この作品をシェア

pagetop