【ホス恋･完結編】
「…揃って出勤？…仲良しやね…」

嫌味たっぷりなｾﾘﾌを投げつけられる。

「出勤って…俺は仕事しに来たてんちゃうし」

「…ふぅん…。じゃああたし今日から店長指名にするから」

「お～…ええで。ゆっくりしてってな」

俺のｾﾘﾌに少し引きつっていたがそのまま空いてる席に通される。

居心地が悪いので帰る事にした。

淳に見せつける様にわざと美咲の手を取り店を出る。

車に乗り家に向かう。

だけど…この後も淳は俺達の前に姿を表さなかった。

平穏な日々に少しの不安を抱えながら過ごす。

正月はお互いの家に新年の挨拶にも行った。

美咲の母親が"店が安定したら…小さくても良いから…式だけは挙げてね"と言ってくれた。

店が落ち着いたら結婚しても良いと言ってくれた。

それから急いで式の準備に取り掛かる。

< 125 / 236 >
表紙・目次

この作品をシェア

pagetop