家庭教師との恋愛講座
お母さんが申し込みをしてから、1週間がたった。
今日は火曜日。
家庭教師が来る日。
どういう人なのか、気になってしかたがない。
ピンポーン
来たかな?
「先生来たわよ。」
「ああ。うん」
ドキドキ…
お母さんは私に来たと伝えて最後に、かっこいいから安心しろ。と言った。
良かった…
あとは
不潔じゃなければ、ギリギリやってけそう…。
「あ~。こんにちは…」
ダルそうに私の部屋に入ってきた先生は…
髪の色が…
金髪ぅ!?
耳に…
ピアスぅ!?
しかも
格好はチャラい…
本当に家庭教師ぃ!?
ってかんじ…。
完全に
見た目の
合格ラインは軽く超えている…。
本当に
かっこいい…。
あとは
性格…
優しくはなさそう…
「おい。こんにちはっつってんだよ。挨拶は?」
「え…?あっ…こ…こんにちは…!」
ほーら。
絶対に優しくない。
かっこいいけど
長くはもたなそう……
