姫密桜
そんな事、まるで
無かったかのように・・

その後も、普段と
何ひとつ変わらず
私に接する。

妹の私に・・・

貴方に抱きしめられた
感触が、今も私に残る。

狂おしいまでに
私を縛る・・・

あれは、何だったの?

ケーキの16本の蝋燭を
吹き消しながら

私の頭の中は

槇の事ばかり

そんな事ばかり

考えている。
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