姫密桜
壊れた心

不安な想い

それから、私たちはいつもと
何も変わらない日々を
過していた。

ううん、二人とも意識して
いつもと同じを装っていた。

付かず離れずの

今までどおりの

兄と妹の関係を。

でも、二人きりになった時
私たちは、どちらからとも無く
引き寄せられて

こっそりと、口づけを交わす。

槇の腕には、私と櫂ちゃんから
のプレゼント

青色で縁取られたシルバーの
時計が付けられている。

ブラウスの袖口から覗く。
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