姫密桜
その綺麗な横顔に
私が魅入っていると

槇は、私を下向き加減に
見つめる。

私は、この角度が
堪らなく好き

春の暖かい日差しが燦燦
と貴方に降り注ぐ・・・

槇の右目にかかる
黒髪が輝く

こうして
槇と歩いていると
気づかされる事がある。

それは
槇が完璧だって事。

槇に向けられる
視線の多さに
私は、酔いそうになる。

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