姫密桜
いつになれば、分かりあえる?

全ては、私のせい・・・

俺の存在のせい・・・

数時間後・・・

梓の部屋の前、ノックする
手を止める。

聞こえる声・・・

「はい、本当の事です
 学校でも噂になってますよ
 サクラさんとマキさんの
 関係・・・

 親御さんなら、ちゃんと
 監視されたらどうですか?

 それでは失礼します」

開かれるドア・・・

「アズサ、お前
 どこに電話、誰と?」

「お父さんには関係ない
 夕ご飯なら、もうすぐ
 できるから待ってて・・・」

キッチンへと向かう、梓。

料理を中断して、いったい誰に
電話していた?

『サクラさんとマキさん・・』

監視するとは、どういう事だ?
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