姫密桜
槇の愛が自分のものに
なるまで、私達は

奪い合う、運命・・・

私達に流れる、半分の血

桜は部屋の窓から

梓は教室の窓から

青い空を見上げ、想う・・・

『アズサ・・・
 
 貴女は妹から
 マキを奪い返すの?

 どんな卑怯な手を
 使っても・・・・・・?』

『サクラ・・・
 
 貴女は姉から
 マキを奪ったままで
 いいの?』

『絶対に、あなたに

 槇は渡さない』

私達は、姉妹だという
真実を知っても、尚

傷つけあうの?

どうなるの・・・・・・?

これで・・・本当にいいの?
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