姫密桜
見つめる私の視線に
那智の頬が赤くなるのが
分かって

私まで
恥ずかしくなるのだった

「サクラ
 がんばれよ

 アニキの事
 
 何か、お前のこと
 人事のような気が
 しない

 俺の親も、母がハーフ
 で父方の親が反対して
 駆け落ちしてるんだ

 お前とは訳が違うけど
 好きなら絶対に
 諦めちゃいけない」

「ありがとう、ナチ」
< 64 / 675 >

この作品をシェア

pagetop