神様のかんちがい

☮別れと始まり



「愛海、本当にいいよね?」

「…うん……」

次の日、

あたしは怜奈と奈央ちゃんと
一緒に悠斗君のいる教室に向かった。

昨日、あの後
あたしたちは話し合った。


『愛海がそこまで泣いてるの見たら
 あたし、このままは嫌だ!!』

『…あたしも!!!!!
 ちゃんと悠斗君と話し合った方がいいよ!』

『でも…』

『てかさ、別れるなら別れるで
 ちゃんとケジメつけなよ!!』

『そうだよ!!愛海ちゃん、
 無理することないんだよ!!!!』

二人に後押しされて、
これまで抑え込んでいた
想いをぶつけると決心した。


そして今日。

今からあたしは悠斗君に
別れ話をするつもりです。

そして別れる。



ガラガラ…

「ねぇ、大城悠斗君いる?」

怜奈の強気な声に悠斗君が振返った。

「俺だけど?何の用事??」

「あたしの親友が、あんたに
 話したい事があるんだって」

「…今行く」

悠斗君の声が変わった。

表情は何も変えず、ただ
静かな微笑みを保って。

「悠斗君、早く戻って来てよ!」

取り巻きの女子が言う。

「ごめん!!俺には大切な彼女の
 方が大事だから」

…なーんて、かっこつけて言うから
もっと女子に人気が出るんだ。

男子からも人気な悠斗君。

でも、付き合ってから
そういうところが
苦手だと気付いてしまった。





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