俺様な彼氏

すれ違い Ⅱ

でもこの状態まできたって事は…キレる寸前。


マジで離してもらわなきゃみんなに危険が!!


精一杯の力を振り絞って雪斗の胸をグッと押す。


そうしてようやくできた距離。


「よかった〜…。 あたしの大事な魅夜が返ってきたぁ!!!!!!」


今度は亜鶴におもいっきり抱き着かれた。


ちょっ…亜鶴さん!!
半端なく腕の力、強いです!!


あたしの骨…悲鳴あげるんじゃない?っていうくらい…。


「亜鶴ぅぅぅ………もぉ少しでも腕の力、弱めてくれると嬉しいんだけど…」


力無く言うと弱めてくれた。


「あったしの魅夜〜♪」


あぁ…壊れたかも…。


誰か修理してくれません?って…無理か…。


勝手に自己完結☆


「魅夜〜♪ 会いたかった〜」


自己完結した途端…今度は後ろから抱きしめられた。


前後から抱き着かれているのでサンドイッチ状態…。


いくら亜鶴が抱きしめる力を弱くしたっていってもさすがにサンドイッチはキツいんですけど…。


後ろから抱き着いた方は容赦ない力であたしを抱きしめている。


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