俺様な彼氏

体育祭《運命の幕開け》

『プログラム1番………』


流れている放送。


ボケッとしながら耳にとめることなく素通りする声。


バシッ


「いっ…たぁい!!!!!!」


手形がつくんじゃないかってくらいの勢いで背中を叩かれた。


涙目になりながはからそちらを向く。


「亜鶴…、紫葡…」


ニッと笑っている亜鶴と優しい微笑みをたずさえながらあたしを見ている二人。



言葉はなかったけど…あたしにたくさんの勇気をくれた。



とりあえず痛い背中はおいといて………


「二人とも、ありがとう!!」


なんてギャーギャー騒いでいる内に午前の部はほとんど終わりかけていた。



『午前の部の最後の種目…クラス対抗リレーです。………』


ぉっ…。


「行ってくるね」


あたしは足が速いらしくこれに選ばれたらしい。


まぁ…やるからには本気で!!ってのがあたしのモットーですから。


手抜きなんてしませんよ:(黒笑



そして結果………


もちろん一位でゴールイン♪


てかそーゆうのって普通、最後にあるんじゃない?



………変な学校…。


苦笑いを小さく漏らす。


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