俺様な彼氏
懐かしさを感じながらも惇祁に声をかけた。


「お待たせ、惇祁」


するとケータイをしまってあたしの方へ向きとびっきりの笑顔で


「全然待ってねぇよ!! それより…久しぶりだな☆」


って言った。


全然変わってない惇祁に…笑顔が溢れる。


「ホント、久しぶりだね。 どぉ? 半年くらい経つから学校にも慣れた?」


昔と変わりなく話す。


「もちろん、慣れた!! てか俺、サッカー部のレギュラーなんだぜ! すごくね!?」


相変わらずイイテンポで喋るな。

こーゆう自画自賛するところは昔からあるから気にしない。


ってちょっと待て。


たしか惇祁の行く高校って…


「ぇ゙!? たしか…サッカーが県内でも1番強い高校じゃなかったっけ!?」


たしか、そう。


スポーツ特待で行ったのは知ってたけど…サッカー部でしかもレギュラーになってるなんて………。


もともと、凄い上手かったけど…レギュラーになってるなんて思いもしなかったよ。


ポカーン状で惇祁を見上げると


「その顔はなんだ!! てか俺様だから当たり前☆ レギュラー以外有り得ねぇから」


って言われた。





< 150 / 175 >

この作品のキーワード

この作品をシェア

pagetop