俺様な彼氏
なっ!!!!


勢いよく腕を振り払って綾から離れると表の優しい、爽やかな笑顔に戻っていたが瞳は妖しく笑っていた。


そのまま綾は階段を上がって行ったので必然的に残されたあたしと響。


あ…。


「なんでこの学校にいるの?」


思っていた疑問を口にした。


「あぁ…。 それはこの学校を受験したからに決まってるだろ?」


まぁ…言われればそうなんだけどさ?
なんで綾と一緒にいたのかってことが聞きたいんですよ、あたしは。


「うん、それは分かる。 えっと…なんで生徒会長と一緒にいたの?」


なんとか思った言葉を繋ぎ合わせて聞くことができた。


「あぁ…!! だって俺と綾、従兄弟であり、幼なじみだし♪」


満面の笑顔でサラっと答えた響。


どういう繋がりだよ、一体…。


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