俺様な彼氏

浮気!? Ⅰ

花火大会から数日後。


亜鶴からデートのお誘いが♪


今日、紫葡は用事があるらしく誘いを辞退したらしい。


なので久しぶりに亜鶴と二人っきりだったりする。


……………。
……………………。


「歩き回った後はやっぱりココのパフェだよね〜☆」


目の前にあるストロベリーパフェをつっつきながら嬉しそうに言葉を漏らす亜鶴。


「そーだね♪ 歩き回った後のココのパフェは最高ッ!!」


パフェ…と言いながらあたしが注文して食べているのはチーズケーキのセット。


あたし的にはパフェもいいけど、ココのケーキもオススメ☆


「魅夜…。 言ってることとしてることが違うじゃん…。 矛盾してない?」


ぉお!?


「亜鶴が矛盾なんて言葉を使った!! 録音しておくべきだった…」


そうなんです。


亜鶴がそれなりに難しい言葉を使うのはレア♪


紫葡にも聞かせたかった…!!


悔しがっていると聞こえた声。


「じゃあ………。 はい…」


なんか事務的な会話?
でも次の瞬間…あたしは完璧に停止した。


「ではそれで………します」


紛れもなく…稜の声だったから。


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