またここで恋をしよう
死んだ心



「ふー…」


妙にすんだ青過ぎる空を見上げながら私はひとつ大きく煙りを吐いた。

寂れた公園、遊具という遊具は特になく、ただベンチがぽつりぽつりと置いてあるだけだった。そんな公園には当たり前のように人はいなく、日曜日だというのにとても静かだった。




「はあ…」

ため息とともに再び煙りを吐き出し短くなった煙草を足元に落とし、ブーツの裏側で火を消した。






昔はここももっといろいろあったのに…


昔の思い出に浸りながら私はもう1本の煙草に火をつけた。

そんな私も明日から高校2年生。正直進級できるとは思ってもいなかったし進級したいとも思わなかった。
< 2 / 2 >

ひとこと感想を投票しよう!

あなたはこの作品を・・・

と評価しました。
すべての感想数:0

この作品の感想を3つまで選択できます。

この作家の他の作品

Last Love〜最後の人〜
Tika/著

総文字数/4,589

恋愛(その他)19ページ

表紙を見る

この作品を見ている人にオススメ

読み込み中…

この作品のキーワード

この作品をシェア

pagetop