=キング of ビースト= 2
かなり広い部屋。窓が大きくたくさんの光が部屋に差し込んでいる。たぶん12畳ぐらい。…洋室だからよくわからないけど。
そこにあるのは大きなダブルベッドと小さなスタンドだけ。
夜琉はベッドに私を下ろした。
ふかふかで柔らかい肌触り。
夜琉は優しく私を下ろした後、窓のそばまで行き黒色のカーテンを閉めた。
真っ暗になった部屋。
夜琉がベッドに腰掛ける音がして、
「寝ろ。」
と言う声と共に私の額にひんやりとした大きな手が触れた。