キミの隣へ




『健次と一樹、いつメンだよ』




「ごめんね―ジャマして……バイバイまた10時ね」




カチ。



パタン。




「結局千祥ちゃんに言わないんだ~」




その後も9時30分まで2人のおしゃべりは続いた。





――――――――――――




「ただいまぁ」




誰もいない廊下にあたしの声が孤独に通る。




…俊也くんの浮気本当なのかな。








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