不良彼氏の甘い誘惑【番外編】

【番外編】

side亜季

「んっ……」


目を覚ますと、あたしは見知らぬベッドの上に居た。





「……あれ？」


……ここどこ？







「……爽真君？」


辺りを見回すと、爽真君がベッドの上で眠っていた。





「ん……っ。あれ、亜季？」


爽真君は目を覚ますと、あたしを見た。







「爽真君が……あたしを運んで来てくれたの？」

「……ああ」



えっ？……てことは、ここは爽真君の部屋？





「ここって……」


「ああ。俺の部屋だよ」




爽真君はうんと背伸びをしてからそう言った。


……やっぱり。







「体調はどうだ？」


爽真君があたしに問い掛けた。





「え？……あっ、大丈夫だよ」


まず、なんでここに居るのかが不思議でしょうがない。