二度目の初恋
「……っちょっと!!!お母さん!」
次の瞬間、
下着姿の私と叶多の視線がぶつかった。
「――…っ///」
「あ、わりぃ」
叶多が慌てて目を反らす。
「あら…、ごめんなさいねぇ、おほほ…」
ガチャ。
「もぅっっ!!お母さん!」
1人になった脱衣場で、
私は真っ赤になっていた。
「早く来なさいよー!!」
そんなのんきな声が聞こえた。
さっきの今で
行けるわけがない!
(恥ずかしすぎるっ///)
着替えた私は部屋に戻りたかったけど、
「千智ー、あんたがこないと食べられないじゃない!早く来なさい!」
お母さんにしつこく呼ばれて
渋々、リビングに向かった。