優等生☆優ちゃん!!!
――だが美少女とは認めない
そして転入生は
呆気に取られている俺に
また笑顔を見せて
「馬鹿で良かったわね」
と言った
俺にはこの転入生は
不完全な笑顔しか見せない
「失礼な奴だよ、お前」
「貴方ねぇ
確かに『転入生』じゃないけど…
お前以外に呼び方ないのかしら」
「……」
「知識だけじゃなくて
ボキャブラリーも少ないのね」
「……」
自分だって馬鹿にしてばかりで
こちらの話は聞かないじゃないか
「私の名前はね…」
「馬鹿にするなよ……美城」