夜明けのカンタータ《詩集》
きらきら

きみの手をはじめてにぎった
自分だけの宝物を見つけた気がした

君の笑顔をはじめて見た
胸の奥がかすかに震えた

君の涙を初めて見た
その手を強く握りしめた


崩れていく白さと
体温に滲む幼さが
一緒になって 僕を責めた
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