たんぽぽ

また通じてないのか…。

俺はいいかげん慣れたように、冷静だった。
「ソファー、座れよ。」
「…………。」
「早くしろ。俺の気が変わる前に。」
「…………。」
相変わらず返事と表情の変化がないながらも、少女Aは少し心を開いてくれたみたいで、俺の隣に座った。
とてつもなく距離はあるが…。

そんな少女Aの顔を見るなり、俺はため息をついて少女Aに問い掛けた。
「また泣いていたのか。」
「…………。」
「笑顔になれ、とまでは言わない。ただ、泣くのは止めたら?」
「…………?」
「分かってないみたいだけど、悲しみの涙は人を不幸にする。おまえは自分で自分自信を不幸にしてるんだ。」
「…………。」

そう。
これは俺が今俺自信に言っている。
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