僕らの宇宙戦艦奮闘記
「カルラは名前や…カルラの苗字はマルガリータなんやから、雄二の方が先になるやろ?」
あぁ、そうか。
美並頭いいね!
「…それぐらい、普通。」
「いいか、発表して!」
あ、はいはい。
「すまん贅肉。」
「…斉藤…お前は、ほんとに恐れを知らないな。」
僕もそう思います。
「まぁいい。斉藤雄二、Sクラス。出席番号9」
「おっしゃ!」
雄二がそれを聞いて、ガッツポーズを決めた。
「ええなぁ、雄二Sクラスか~」
「まぁ、心配はしてなかったけどな。」
「…地味に学年トップ」
「そうだったの!?」
今まで、知らなかった!
「‥‥祐太、7年間一緒にいて、気がつかなかったのかよ?」
すっかり、雄二は僕よりバカだと思っていたのに!?
「先生は、時々最近の若者たちの友好関係に不安を覚えることがあるぞ。俺の時代は友人の成績ぐらいは熟知していたものだが…」
「ええから、次、うちの番やろ?」
美並が早く早くと、ぴょんぴょん飛び跳ねる。
「お前は、もう少し落ち着きを持て。とりあえず美並楓、お前もSクラスだ、出席番号は20」
「マジで!?…やったで~!おかん!」
お母さんに叫ぶんだ。