心のカケラ
「あっ転校生見るんだった!!」
如何にも今思い出したように言う嘉寿に、少し前のことを忘れるなんてバカ以外の何者でもないな。と毒を吐く燿羅を聞かなかったことにして転校生の居る場所に向かう
「あっいたいた!!……あれ?」
「……よく寝れるな。嘉寿が居るのに」
「それ、貶してる?ねぇ?そーだよね?」
ねぇ?どーなの。と未だしつこくいう嘉寿を完全にスルー
燿羅は碧の前にきて、じっと見ている。そして、徐に踵を返していった。燿羅の突然の行動に驚きながらも慌てて後を追った
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