だいすきだよ 短編集☆





あたし、デート先の街中だってことも忘れて、




泣いた。





「うわっ!?なんで泣くんだよ~」



あたしの頭の上からはあせった声が聞こえるが、



あたしはそれに構っていられなかった。





化粧が崩れるのも構わず、泣いた。





「…っく…ごめんね…っ」




「俺こそごめんな?千秋にしっかり言えればよかったんだけど…。」




「あたしも、もっと早く…こんなに切羽詰まる前に言えれば良かったのに」





「結局あたしたち」「おれたち」



「「勇気が足りなかったんだ」」














< 16 / 267 >

この作品をシェア

pagetop