だいすきだよ 短編集☆
家に帰って、数学の宿題があったことを思い出し、
鞄を開ける。
数学の教科書を探していたら、
なんだか、布があたしの指にふれた。
つまんで、出してみると、
マスカラがくっきりついた京のハンカチ。
「…これ…」
まだ初めて会った時から1週間もたっていないのに、
こんなに好きになってるって、ありですか?
「京…。」
「よそよそしかった」って向こうがじゃなくて
きっと本当によそよそしかったのは
あたしだったんだ――――。