*センパイの隣-Love for me?-



卒業式は寂しかったなー。
先輩の言葉が今でも忘れられない。



「美憐、今までありがとな。機会があったら、また話しかけてくれていいから。ま、俺からも話しかけるけどね。」



先輩が学校を卒業するのは寂しかったけど、その言葉があったからこそがんばれた気がする。また、先輩と話せるんだって、期待を持たせてくれたのは先輩なんですよ?



やっぱり、千花先輩は私の特別なんだ。先輩にとってはただの女の子かもしれないけどね。




卒業式のとき、涙でぐちょぐちょになってしまった私に先輩はいつもみたいに頭を撫でてくれて、先輩から余計に離れられなくなってしまったんだ。



「千花先輩、もっとたくさんお話したいです。だから、卒業しないでください。」



「美憐、卒業してからも、機会があったらお話しような?もう一生逢えないわけじゃないんだぞ?」



「でも・・・先輩・・・。」



「美憐は可愛いな。妹みたいだよ。」



千花先輩・・・私は妹じゃないんです。だから、妹なんていわないでください。泣きながら私は先輩に心の中でそう呟いてた。



・・・・千花先輩、大好きです。
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