素敵な片思い
杉浦くんは私に極上の笑みを見せると、腕を緩め


幸せそうな顔で天井を仰ぎ…







静かになってしまう。


スゥッと、小さく寝息が聞こえてくる。







…へ?







上半身を露わにしたまま、均整のとれた胸板が寝息と共に上下してる。






…あのー。


細いのに、意外と華奢じゃない杉浦くんに抱きしめられて、


私もちょっとドキドキしたよ?


何で私がここでこの状況で、ほったらかしなの?


呆れてものが言えないよ。



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