素敵な片思い
送信した後、つい小玉さんの反応を見てしまう。






小玉さんは、相変わらず部署の人たちと喋っていた。


でもパソコンの画面を見て、会話から外れてる。


あ。今読んでくれてるのかなー。




トゥルルッ
トゥルルッ



…サボってた罰か、うちの部署の電話が突然鳴りだした。


仕事しよ。







電話を取ると、小玉さんと目が合った。


…うわぁ。ヤバ。







ニヤけちゃう。


お客様からの電話を受けながら、満面の笑みになり


斜め向かいのうちの部署の先輩が、一瞬不思議そうに私を見ていたのがわかった。






でも、やっぱり笑顔が止まらない。


だって、


小玉さん…。


私を見て、一瞬笑顔になってたんだもん。






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