素敵な片思い
「へー。よく喋るヤツ?クール?」


「話し上手じゃないけど、盛り上げ上手だったかなぁ…」


「何それ。矛盾したヤツだなー」


「人をまとめるのが好きな人だったから…大勢でいる時は、ワーッとしてたかな。二人の時は、お互い照れてあんまり会話がなかった」


これだけ言えば、もう違う話題になるかと思いきや…杉浦くんは身を乗り出して、更に聞こうとしてくる。


「じゃあさー、どっちから声かけたん?出会いは、何?」


何でそんなに聞いてくるわけ?私の元カレなんて、どーでもいいじゃんかぁ。


「そんなのもう忘れちゃったよ」


ぷいと横を向くと、杉浦くんはフッと笑う。


「それって学生ん時?人気ある先輩に告って卒業と同時に自然消滅ってパターン?もしやそれから、ずっとオトコいないとか」


あ、バカにされた。ムカつくなぁ…。


「違いますー。去年の話だから!それに私、自分からは言わないもん」


「あームキんなってら。怪し~」


杉浦くんはニヤニヤして、私が言った事はあまり信じてなさそう。


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