素敵な片思い
杉浦くんは、朝からずっと不機嫌そう。
そして彼が運転するその隣で、ずっと尋問を受けている私。
杉浦くんてー…ネチっこいよね。だからカノジョに愛想つかされたりしてー。
とか、思ったり。
左手には海が広がり、一面の青。窓の外の景色はこんなに綺麗で気持ちいいのに、何だかもったいないよ。
窓の外に視線をやると、遠くにケーブルが見えた。
「あ~、私…あれ乗りたいなぁ」
「…は?今から行くトコ、あっちじゃねぇし」
呆れた声の杉浦くん。
…だよねぇ。
カンペキ男。今日のスケジュールを完璧にこなしてこそ、彼の達成感は満たされるんだもんね。
メールで送ってくれた名所を、今日全てまわる気なのかな。
かなりの過密スケジュール。
私としては、気ままに…見つけたお店や観光地に、ぶらり寄る方が好きなんだけど。
…連れて来てもらってる身分で、それは図々しいかぁ。
そして彼が運転するその隣で、ずっと尋問を受けている私。
杉浦くんてー…ネチっこいよね。だからカノジョに愛想つかされたりしてー。
とか、思ったり。
左手には海が広がり、一面の青。窓の外の景色はこんなに綺麗で気持ちいいのに、何だかもったいないよ。
窓の外に視線をやると、遠くにケーブルが見えた。
「あ~、私…あれ乗りたいなぁ」
「…は?今から行くトコ、あっちじゃねぇし」
呆れた声の杉浦くん。
…だよねぇ。
カンペキ男。今日のスケジュールを完璧にこなしてこそ、彼の達成感は満たされるんだもんね。
メールで送ってくれた名所を、今日全てまわる気なのかな。
かなりの過密スケジュール。
私としては、気ままに…見つけたお店や観光地に、ぶらり寄る方が好きなんだけど。
…連れて来てもらってる身分で、それは図々しいかぁ。